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血液6000キロの旅 ワンダーランドとしての人体
ケツエキロクセンキロノタビワンダーランドトシテノジンタイ
- 著: 坂井 建雄

1日8トン、一生で24万トン。心臓という筋肉袋はこんこんと血液を送り出す。酸素、栄養、老廃物、外敵……。万能の液体=血液は、人体の物流を担っている。三大内臓の最前線で、血液はどうやって物質交換をしているのか?血液循環の流れに乗って、人体器官の驚異の世界をひと巡りしよう。
【目次】プロローグ
第1章 人間の生命と血液
1 血液は万能の液体
2 全身を駆けめぐる血液
3 生命力と血液
第2章 心臓と血管系――循環器
1 心臓というポンプ
2 血管をめぐるさまざま
3 物流システムとしての血管たち
4 循環系に刻まれた歴史
第3章 酸素をどうやって取り込むか――呼吸器
1 肺に空気を出し入れする
2 肺から全身にガスを運ぶ
3 呼吸は一種の身体運動である
4 上気道=呼吸器の出入り口
第4章 栄養分を確保するために――消化器
1 胃腸で栄養を吸収する
2 肝臓は何の役に立つ
3 お腹の中で臓器はどう収まっているか
4 口から始まる食物の流れ
第5章 要らないものもよく考えてから捨てよう――泌尿器
1 小さな腎臓の中の大きな世界
2 糸球体=血液から尿をつくる繊細な濾過装置
3 尿細管=臨機応変に尿の成分を変える
4 尿をためる、尿を出す
エピローグ
人体と解剖学について、さらに知りたい人のための参考文献
あとがき
索引
- 前巻
- 次巻
目次
プロローグ
第1章 人間の生命と血液
1 血液は万能の液体
2 全身を駆けめぐる血液
3 生命力と血液
第2章 心臓と血管系――循環器
1 心臓というポンプ
2 血管をめぐるさまざま
3 物流システムとしての血管たち
4 循環系に刻まれた歴史
第3章 酸素をどうやって取り込むか――呼吸器
1 肺に空気を出し入れする
2 肺から全身にガスを運ぶ
3 呼吸は一種の身体運動である
4 上気道=呼吸器の出入り口
第4章 栄養分を確保するために――消化器
1 胃腸で栄養を吸収する
2 肝臓は何の役に立つ
3 お腹の中で臓器はどう収まっているか
4 口から始まる食物の流れ
第5章 要らないものもよく考えてから捨てよう――泌尿器
1 小さな腎臓の中の大きな世界
2 糸球体=血液から尿をつくる繊細な濾過装置
3 尿細管=臨機応変に尿の成分を変える
4 尿をためる、尿を出す
エピローグ
人体と解剖学について、さらに知りたい人のための参考文献
あとがき
索引
書誌情報
紙版
発売日
2001年09月10日
ISBN
9784062582209
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
通巻番号
220
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
著者紹介
1953年生まれ。東京大学医学部卒業。ハイデルベルク大学研究員、東京大学医学部助教授を経て、現在、順天堂大学医学部教授。医学博士。専門は、解剖学、腎臓と循環器の微細形態細胞生物学。著書に、『からだの自然誌』(東京大学出版会)、『人体解剖のすべて』『人体のしくみ』(ともに日本実業出版社)、『人体は進化を語る』(ニュートンプレス)など多数、訳書に、『ムーア臨床解剖学』(医学書院エムワイダブリュー)などがある。