
謎の哲学者 ピュタゴラス
ナゾノテツガクシャピュタゴラス
- 著: 左近司 祥子

奇行の人が発見し、教団が伝えたものとは?
三平方定理の発見者とされるピュタゴラス。数々の奇行が伝えられる哲学者は、イタリア半島南端に秘密の教団を主宰し、「数は万物の原理である」ことを看破した。プラトン・アリストテレスに刺激を与え、哲学の地下水脈となった謎の思考に迫る。
【目次】
第一章 ギリシャでいちばんユニークだった哲学者
1 古代ギリシャの哲学者群
2 エンペドクレスの活躍
3 エンペドクレスが手本としたピュタゴラス
第二章 同時代人の見たピュタゴラス
1 ピュタゴラスと「ピュタゴラスの定理」
2 同時代人の証言
3 証言から見えてくるピュタゴラス像
第三章 ピュタゴラスをソクラテスに語らせるプラトン
1 プラトンの描くソクラテスの変節
2 ピュタゴラス的言葉を使って語るソクラテス
3 親代わりのソクラテス
第四章 アリストテレスが伝えた奇行と奇妙な戒律
1 アリストテレスとピュタゴラス
2 プラトン説に反論するアリストテレス
3 アリストテレスのピュタゴラス理解
第五章 思考の地下水脈となったピュタゴラス
1 プラトンからプロティノスへ
2 プロティノスの魂論
3 ネオ・プラトン派とピュタゴラス
ピュタゴラス関連史
註
参考文献
索引
- 前巻
- 次巻
目次
第一章 ギリシャでいちばんユニークだった哲学者
1 古代ギリシャの哲学者群
2 エンペドクレスの活躍
3 エンペドクレスが手本としたピュタゴラス
第二章 同時代人の見たピュタゴラス
1 ピュタゴラスと「ピュタゴラスの定理」
2 同時代人の証言
3 証言から見えてくるピュタゴラス像
第三章 ピュタゴラスをソクラテスに語らせるプラトン
1 プラトンの描くソクラテスの変節
2 ピュタゴラス的言葉を使って語るソクラテス
3 親代わりのソクラテス
第四章 アリストテレスが伝えた奇行と奇妙な戒律
1 アリストテレスとピュタゴラス
2 プラトン説に反論するアリストテレス
3 アリストテレスのピュタゴラス理解
第五章 思考の地下水脈となったピュタゴラス
1 プラトンからプロティノスへ
2 プロティノスの魂論
3 ネオ・プラトン派とピュタゴラス
ピュタゴラス関連史
註
参考文献
索引
書誌情報
紙版
発売日
2003年10月11日
ISBN
9784062582803
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
通巻番号
280
ページ数
242ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
著者紹介
東京大学文学部哲学科卒業。現在、学習院大学文学部哲学科教授。ギリシャ哲学専攻。自宅には三十匹の猫が同居し、ほかに数匹の通い猫がいる。主な著書に、『哲学するネコ』『はじめての哲学』『悪なんて知らないと猫は言う』など。