読むことの力

読むことの力

ヨムコトノチカラ

講談社選書メチエ

本という他者とケンカする愉しみ

<東京大学比較日本文化論テーマ講義>
●「読む」「聴く」そして「時間」/林 望
●装幀としての磁力/毛利一枝
●翻訳者は「作者代理」か「読者代表」か/柴田元幸
●ダイモーンの声を聞く――哲学書を読む/門脇俊介
●<意味の他者>を読む/野矢茂樹
●奇跡物語の「心」/大貫 隆
●中世の遺言が言い残したこと――コンスタンツ市民の遺言を例にして/甚野尚志
●記紀を読むことのリアリティー/神野志隆光
●隠者の読書、あるいは田園の宇宙/齋藤希史
●読むことの苦楽――「美人図」詩とその周囲をめぐって/ロバートキャンベル
●春本のエクリチュアー/浅野秀剛
●パリ写真集――ことばと写真の交響/今橋映子
●詩を読むよろこび/小池昌代×宮本久雄×藤井貞和


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目次

第1章 読むことから生み出される表現の力
第2章 他者の心を「読み解く」
第3章 断片のロジック
第4章 歴史的リアリティーとしての読むこと
第5章 読み巧者の優美なる視線

書誌情報

紙版

発売日

2004年03月11日

ISBN

9784062582933

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

通巻番号

293

ページ数

298ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

著者紹介