大日本帝国の生存戦略 同盟外交の欲望と打算

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大日本帝国の生存戦略 同盟外交の欲望と打算

ダイニホンテイコクノセイゾンセンリャク ドウメイガイコウノヨクボウトダサン

講談社選書メチエ

帝国を防衛した同盟 破滅させた同盟

清の侵攻を恐れる新興国・大日本帝国。基盤の脆弱なこの国が、いかにして列強の侵略を凌ぎ、さらに覇権国・英国と結んだのか。その同盟戦略はどう機能し、どう破綻したのか。日英同盟から三国同盟まで、戦争と外交にみる帝国の通史。

【目次】
序章 「同盟」とは何か
第一章 帝国をいかに防衛するか──同盟への萌芽
1 緊迫する極東情勢
2 国土防衛と軍事戦略
3 同盟への試金石
第二章 清国に勝って列強に屈した──無同盟下の日清戦争
1 開戦をめぐる対列強策
2 戦争指導と列強対策
3 下関講和条約と三国干渉
第三章 なぜ日英同盟は成立したか──日英同盟下の日露戦争
1 日清戦争後の極東
2 東亜における日英の戦略
3 日英防守同盟の戦略的問題
4 日英軍事協議と日英の軍事戦略
5 日英同盟下の日露戦争
第四章 リージョナル・パワーへの第一歩──日英同盟の絶頂期
1 日英同盟の強化と拡大
2 英国の国防と対米不戦
3 国防方針と軍事協議
4 日英攻守同盟の評価と意義
第五章 なぜ日英同盟は空洞化したか──日英同盟の衰退期
1 国際関係の変化
2 英米の国防と軍事戦略
3 日本の国防と軍事戦略
4 第三次日英同盟と第三次日露協商
第六章 新グローバル・パワーの出現──第一次世界大戦と日英同盟の危機
1 大戦初期の日英同盟
2 日本軍欧州派兵問題
3 米国の参戦と影響
4 極東における日米の対立
第七章 米国が采配するワシントン会議──日英同盟終焉の儀式
1 日英米の海軍戦略
2 ワシントン会議と日英同盟
3 日英同盟の終焉
4 日英同盟後の国防
第八章 孤立の果ての悪しき同盟──日独伊三国同盟
1 ポスト日英同盟と孤立の果て
2 大東亜共栄圏と日独伊三国同盟
3 悪しき同盟
終章 「同盟」を堅持するためには
あとがき
参考文献および注
索引


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目次

序章 「同盟」とは何か
第一章 帝国をいかに防衛するか──同盟への萌芽
1 緊迫する極東情勢
2 国土防衛と軍事戦略
3 同盟への試金石
第二章 清国に勝って列強に屈した──無同盟下の日清戦争
1 開戦をめぐる対列強策
2 戦争指導と列強対策
3 下関講和条約と三国干渉
第三章 なぜ日英同盟は成立したか──日英同盟下の日露戦争
1 日清戦争後の極東
2 東亜における日英の戦略
3 日英防守同盟の戦略的問題
4 日英軍事協議と日英の軍事戦略
5 日英同盟下の日露戦争
第四章 リージョナル・パワーへの第一歩──日英同盟の絶頂期
1 日英同盟の強化と拡大
2 英国の国防と対米不戦
3 国防方針と軍事協議
4 日英攻守同盟の評価と意義
第五章 なぜ日英同盟は空洞化したか──日英同盟の衰退期
1 国際関係の変化
2 英米の国防と軍事戦略
3 日本の国防と軍事戦略
4 第三次日英同盟と第三次日露協商
第六章 新グローバル・パワーの出現──第一次世界大戦と日英同盟の危機
1 大戦初期の日英同盟
2 日本軍欧州派兵問題
3 米国の参戦と影響
4 極東における日米の対立
第七章 米国が采配するワシントン会議──日英同盟終焉の儀式
1 日英米の海軍戦略
2 ワシントン会議と日英同盟
3 日英同盟の終焉
4 日英同盟後の国防
第八章 孤立の果ての悪しき同盟──日独伊三国同盟
1 ポスト日英同盟と孤立の果て
2 大東亜共栄圏と日独伊三国同盟
3 悪しき同盟
終章 「同盟」を堅持するためには
あとがき
参考文献および注
索引

書誌情報

紙版

発売日

2004年09月12日

ISBN

9784062583084

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

通巻番号

308

ページ数

250ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

電子版

発売日

2015年07月24日

JDCN

0625830800100011000G

著者紹介

著: 黒野 耐(クロノ タエル)

1944年生まれ。防衛大学校機械工学科卒業後、陸上自衛隊入隊。陸上幕僚監部調査部員、第二特科郡長などをへて、陸将補で退官。教官として、防衛庁防衛研究所入所、戦史部主任研究官。武蔵野学院大学コミュニケーション学部講師。日本国際政治学会評議員。 著書に、『帝国国防方針の研究』『日本を滅ぼした国防方針』『参謀本部と陸軍大学校』などがある。

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