統合失調症あるいは精神分裂病

統合失調症あるいは精神分裂病

トウゴウシッチョウショウアルイハセイシンブンレツビョウ

講談社選書メチエ

目の前の何でもない風景が急にまがまがしく見える時。そこからはじまる「病」はいかに進展するのか? いかに回復していくのか? 果たして何が「分裂」し、何が「失調」するのか? 精神科急性期治療の第一線に立ち続けてきた著者が、従来「精神分裂病」に付随して語られてきた誤謬を論破し、治癒へつながる「病の本質」を解明する講義! (講談社選書メチエ)


「精神科救急」で解明された「病」の相貌! 急性期治療により従来の常識を覆す実積をあげ、「分裂病は治せる病」と断言する著者が、脳科学の成果と膨大な臨床例から、「精神分裂病」の構造と治療法に肉迫。


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目次

第1回講義 決まり文句を疑う
第2回講義 精神医学に潜む虚妄
第3回講義 急性期医療と「陰性症状」
第4回講義 現実と妄想
第5回講義 妄想の発生と由来
第6回講義 運動が阻害されるということ
第7回講義 取り憑かれるということ
第8回講義 「自我」「自分」「主体」「自己」
第9回講義 何が分裂し、何が統合されるのか

書誌情報

紙版

発売日

2004年12月12日

ISBN

9784062583169

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

通巻番号

316

ページ数

290ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

著者紹介