
レヴィナス 無起源からの思考
レヴィナスムキゲンカラノシコウ
- 著: 斎藤 慶典

倫理=政治=哲学論考 人間の起源についての真実
存在を・欲望を・責任を・正義を・国家を考え抜いたレヴィナス。「他者」の「顔」が私に到来するとき哲学が始まるとは、どういうことなのか?「砂嵐のような文体」で語られた真理に迫る渾身の書き下ろし。
【目次】
序 章 あなたに
1 倫理=政治=哲学論考
2 「無起源」あるいは「思考しえないもの」
プロフィール──レヴィナスとその時代
第一章 糧と享受
1 端的な存在──空
2 存在に走る亀裂──無
3 要素の中心化──穴
4 糧の享受──体験
第二章 欲望 あるいは愛
1 「顔」の下での覚醒
2 異邦人から異邦人へ
3 絡み合い
4 「欲望」する理性
第三章 言葉
1 接触
2 接触なき関係──「瞬間」
3 過剰な受動性──語り出すこと
4 「汝、殺すなかれ」
第四章 責任 あるいは身代わり
1 赤貧・廉直・近さ──責任
2 他者に傷つく能力──私
3 絶対的差異の下に──単独者
4 「私のために」と「他者のために」
第五章 国家と正義
1 比較不可能なものの比較
2 「欲望しえないもの」にして「望ましからざるもの」──正義
3 等しいものたちの共同体──国家
4 正義と責任──最初の暴力
あとがき
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目次
序 章 あなたに
1 倫理=政治=哲学論考
2 「無起源」あるいは「思考しえないもの」
プロフィール──レヴィナスとその時代
第一章 糧と享受
1 端的な存在──空
2 存在に走る亀裂──無
3 要素の中心化──穴
4 糧の享受──体験
第二章 欲望 あるいは愛
1 「顔」の下での覚醒
2 異邦人から異邦人へ
3 絡み合い
4 「欲望」する理性
第三章 言葉
1 接触
2 接触なき関係──「瞬間」
3 過剰な受動性──語り出すこと
4 「汝、殺すなかれ」
第四章 責任 あるいは身代わり
1 赤貧・廉直・近さ──責任
2 他者に傷つく能力──私
3 絶対的差異の下に──単独者
4 「私のために」と「他者のために」
第五章 国家と正義
1 比較不可能なものの比較
2 「欲望しえないもの」にして「望ましからざるもの」──正義
3 等しいものたちの共同体──国家
4 正義と責任──最初の暴力
あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2005年06月12日
ISBN
9784062583336
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
通巻番号
333
ページ数
260ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
電子版
発売日
2015年07月24日
JDCN
0625833300100011000T
著者紹介
1957年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。慶應義塾大学文学部教授。専門は、現象学・西洋近現代哲学。 主な著書に、『フッサール 起源への哲学』、『レヴィナス 無起源からの思考』、『「東洋」哲学の根本問題』(以上、講談社選書メチエ)、『「実在」の形而上学』(岩波書店)ほか多数。