会津戦争全史
電子あり

会津戦争全史

アイヅセンソウゼンシ

講談社選書メチエ

日本を割った大戦争、なぜ虐殺で終わったか?

会津戦争は「新政府軍と旧幕府軍の戦い」ではない。非寛容の精神で残虐行為に走る薩長軍に対して、奥羽越列藩同盟は新生国家のグランドデザインを突きつけ、正面から戦闘を挑んだのだ。しかし、戦略なき会津軍は「武士道」のもと非戦闘員をも動員し、悲劇へと突き進む――。幕末の会津藩を追い続けた著者が描く一大戦記。

【目次】
はじめに
長州兵の証言/会津戦争の盲点/薩長とどう向き合うべきか
第一章 鳥羽伏見の戦い
喜の独断専行/激しい動揺/「身死すとも癘鬼となる」/激怒する会津兵/戦争起こらず/【略】
第二章 戦火東北に迫る
慶応四年春の情勢/抜擢される若手実力者/都落ち/会津藩大改革/旧幕府軍からの挙兵/新潟が生命線/【略】
第三章 奥羽鎮撫総督
松島の海/決断を迫られる仙台藩/会津へ使者/容保との対面/仙台藩の決断/八百長戦争/中山口の談判/同志千二百人連中【略】
第四章 白河大戦争
白河城奪還/第一次白河戦争/官軍、大敗北/同盟軍の無策/第二次白河戦争/薩長軍奇襲、同盟軍壊滅/七〇〇人の兵に敗れた二五〇〇余人の軍団/地元民と兵士たちの証言/白河城奪還ならず/仙台に厭戦気分
第五章 越後、磐城に戦火拡大
越後に乗り込む佐川官兵衛/河井と佐川の衝突/河井継之助という人物/朝日山の決戦/長岡城の攻防/【略】
第六章 会津国境破れる
会津か、仙台か/母成峠の激闘1──薩長軍の証言/母成峠の激闘2──会津軍の証言/城中、色を失う/会津盆地にやすやすと侵入/無策/【略】
第七章 会津鶴ヶ城攻防戦
山川大蔵の彼岸獅子入城/若手抜擢の大改革/八月二九日、槍で銃弾に総攻撃/物量に勝る薩長軍/懐に忍ばされた遺書/【略】
第八章 白旗をかかげて降参
籠城婦女子の証言/降参の白旗/降伏交渉開始/降伏使を手綱で縛って連行/土佐の記述/最後の一ヵ月は立派だった容保/【略】
終章 会津戦争の意味
犠牲者の数/「人皆、悽愴せざるはなし」/北方政権構想/江戸の庶民は会津びいき/もし榎本が参戦していたら/【略】
あとがき
参考文献
索引


Ⓒ 

  • 前巻
  • 次巻

オンライン書店で購入する

目次

はじめに
長州兵の証言/会津戦争の盲点/薩長とどう向き合うべきか
第一章 鳥羽伏見の戦い
喜の独断専行/激しい動揺/「身死すとも癘鬼となる」/激怒する会津兵/戦争起こらず/【略】
第二章 戦火東北に迫る
慶応四年春の情勢/抜擢される若手実力者/都落ち/会津藩大改革/旧幕府軍からの挙兵/新潟が生命線/【略】
第三章 奥羽鎮撫総督
松島の海/決断を迫られる仙台藩/会津へ使者/容保との対面/仙台藩の決断/八百長戦争/中山口の談判/同志千二百人連中【略】
第四章 白河大戦争
白河城奪還/第一次白河戦争/官軍、大敗北/同盟軍の無策/第二次白河戦争/薩長軍奇襲、同盟軍壊滅/七〇〇人の兵に敗れた二五〇〇余人の軍団/地元民と兵士たちの証言/白河城奪還ならず/仙台に厭戦気分
第五章 越後、磐城に戦火拡大
越後に乗り込む佐川官兵衛/河井と佐川の衝突/河井継之助という人物/朝日山の決戦/長岡城の攻防/【略】
第六章 会津国境破れる
会津か、仙台か/母成峠の激闘1──薩長軍の証言/母成峠の激闘2──会津軍の証言/城中、色を失う/会津盆地にやすやすと侵入/無策/【略】
第七章 会津鶴ヶ城攻防戦
山川大蔵の彼岸獅子入城/若手抜擢の大改革/八月二九日、槍で銃弾に総攻撃/物量に勝る薩長軍/懐に忍ばされた遺書/【略】
第八章 白旗をかかげて降参
籠城婦女子の証言/降参の白旗/降伏交渉開始/降伏使を手綱で縛って連行/土佐の記述/最後の一ヵ月は立派だった容保/【略】
終章 会津戦争の意味
犠牲者の数/「人皆、悽愴せざるはなし」/北方政権構想/江戸の庶民は会津びいき/もし榎本が参戦していたら/【略】
あとがき
参考文献
索引

書誌情報

紙版

発売日

2005年10月08日

ISBN

9784062583428

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

通巻番号

342

ページ数

260ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

電子版

発売日

2015年07月24日

JDCN

0625834200100011000R

著者紹介

著: 星 亮一(ホシ リョウイチ)

1935年。東北大学文学部国史学科卒業。福島民放記者、福島中央テレビ報道制作局長などを歴任。東北史学会会員。著書 『奥羽越列藩同盟』、『敗者の維新史』『幕末の会津藩】『会津落城』『大鳥圭介』『最後の幕臣小栗上野介』『平太の戊辰戦争』など多数ある。

オンライン書店一覧