
江戸美人の化粧術
エドビジンノケショウジュツ
- 著: 陶 智子

膨大な「化粧絵」に残されたメイク術、そして大宣伝合戦!
浮世絵に描かれたよく似た顔の女性、どう区別する? その女性の、未婚・既婚、子なし・子あり、さらには美人・不美人を一目で見分ける方法とは? 美人はいかにして美人となり、化粧品はいかにして宣伝されヒットし流通していたのか。膨大な「化粧絵」の向こうに見える江戸女性の真実。
【目次】
発端
第一章 江戸の美人を考える
1 三美人と七剣呑女
2 目を見つめると
第二章 化粧行為の描かれ方
1 「化粧絵」の向こう側
2 一目でわかる既婚者判別法
第三章 化粧の法則
1 江戸美人を洗ってみよう
2 剃る、切る、結う
3 白粉の秘密
第四章 江戸のマルチ広告 美艶仙女香
1 「どこにでも面を出す仙女香」
2 タイアップ広告と歌舞伎役者
注および参考文献
終局
索引
- 前巻
- 次巻
目次
発端
第一章 江戸の美人を考える
1 三美人と七剣呑女
2 目を見つめると
第二章 化粧行為の描かれ方
1 「化粧絵」の向こう側
2 一目でわかる既婚者判別法
第三章 化粧の法則
1 江戸美人を洗ってみよう
2 剃る、切る、結う
3 白粉の秘密
第四章 江戸のマルチ広告 美艶仙女香
1 「どこにでも面を出す仙女香」
2 タイアップ広告と歌舞伎役者
注および参考文献
終局
索引
書誌情報
紙版
発売日
2005年12月11日
ISBN
9784062583497
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
通巻番号
349
ページ数
204ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
著者紹介
著: 陶 智子(スエ トモコ)
1960年、札幌市生まれ。日本女子大学卒業、図書館情報大学大学院情報メディア研究科博士後期課程修了。博士(情報学)。富山短期大学助教授。富山県文化財保護審議会委員。富山県中世城館遺跡総合調査等検討委員会委員。専門は近世女性礼法、化粧文化史。著書に『江戸の化粧』(新典社)、『不美人論』(平凡社新書)、『加賀百万石の味文化』(集英社新書)、『近世小笠原流礼法家の研究』(新典社研究叢書)ほか多数ある。2012年没。