
色で読む中世ヨーロッパ
イロデヨムチュウセイヨーロッパ
- 著: 徳井 淑子

色に込められたメッセージを読む
黄色に付随する負のイメージ。権力と護符の色としての赤。美しくも不気味な緑。15世紀に大流行する黒――。当時の人々は色にどのようなメッセージを込めたのか?色彩に満ちた時代はどのようにして始まり、そして終焉を迎えたのか?さまざまな色から中世ヨーロッパ人の感情生活を捉え直す。
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目次
序章 色彩文明の中世
第1章 中世の色彩体系
第2章 権威と護符の赤
第3章 王から庶民までの青
第4章 自然感情と緑
第5章 忌み嫌われた黄
第6章 子どもと芸人のミ・パルティと縞
第7章 紋章とミ・パルティの政治性
第8章 色の価値の転換
終章 中世人の心性
書誌情報
紙版
発売日
2006年06月10日
ISBN
9784062583640
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
通巻番号
364
ページ数
250ページ
シリーズ
講談社選書メチエ