
満鉄全史 「国策会社」の全貌
マンテツゼンシコクサクガイシャノゼンボウ
- 著: 加藤 聖文

国策という名の無策に翻弄され続けた40年。「陽に鉄道経営を装い、陰に百般の施設を実行する」満洲支配の尖兵。だが政・官・軍の対立と場当たり的政策に翻弄された「国策会社」は、必然的に破綻する運命にあった。創立100周年を機に、近代日本を体現する矛盾と迷走の全歴史をたどりなおす。(講談社選書メチエ)
国策という名の無策に翻弄され続けた40年
「陽に鉄道経営を装い、陰に百般の施設を実行する」満洲支配の尖兵。だが政・官・軍の対立と場当たり的政策に翻弄された「国策会社」は、必然的に破綻する運命にあった。創立100周年を機に、近代日本を体現する矛盾と迷走の全歴史をたどりなおす。
<本書の内容>
●満鉄とは何だったのか
●松岡洋右と国家改造
●日本の「満洲」・中国の「東北」
●満洲事変と満鉄の転換
●蜜月の終わり
●国策会社の凋落
●現代日本にとっての満鉄
- 前巻
- 次巻
目次
第1章 国策会社満鉄の誕生
第2章 「国策」をめぐる相克
第3章 使命の終わりと新たな「国策」
終章 国策会社満鉄と戦後日本
書誌情報
紙版
発売日
2006年11月10日
ISBN
9784062583749
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
通巻番号
374
ページ数
276ページ
シリーズ
講談社選書メチエ