戦場に舞ったビラ 伝単で読み直す太平洋戦争
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戦場に舞ったビラ 伝単で読み直す太平洋戦争

センジョウニマッタビラデンタンデヨミナオスタイヘイヨウセンソウ

講談社選書メチエ

「君達の指導者は嘘つきだ!」
「馬鹿共眼ヲ醒マセ」
兵たちの太平洋戦争

「死戦を越えて誤戦となり」、「日海空軍は何処へ行つたのだらうか」、「日本降伏せり」――。太平洋戦争で撒かれた無数の伝単=宣伝ビラ。ビルマで、フィリピンで、沖縄で兵士は伝単に何を思ったか? 日米「情報戦」の実態を分析しつつ、兵それぞれにとっての「戦争」を明らかにする。

【目次】
はじめに
第一章 「蒋介石最後的運命到了」 日中戦争
第二章 「馬鹿共眼ヲ醒マセ」 日本の進撃と米軍の反攻
第三章 “ISLAND OF DECEIT” ニューギニアの戦い
第四章 「身ヲモッテ太平洋ノ防波堤タラン」 マリアナ諸島の失陥
第五章 「死戦を越えて誤戦となる」 ビルマ
第六章 「来る日の悶へ」 フィリピン戦1
第七章 「砲弾悪魔の如く将君達を見出して殺す」フィリピン戦2
第八章 「日本が老人と女子供ばかりの国となってもよいか」 本土空襲・沖縄
第九章 「大東亜戦争は遂に終了致しました」 敗戦の諸相
おわりに
図版一覧
参考文献一覧
あとがき


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目次

はじめに
第一章 「蒋介石最後的運命到了」 日中戦争
第二章 「馬鹿共眼ヲ醒マセ」 日本の進撃と米軍の反攻
第三章 “ISLAND OF DECEIT” ニューギニアの戦い
第四章 「身ヲモッテ太平洋ノ防波堤タラン」 マリアナ諸島の失陥
第五章 「死戦を越えて誤戦となる」 ビルマ
第六章 「来る日の悶へ」 フィリピン戦1
第七章 「砲弾悪魔の如く将君達を見出して殺す」フィリピン戦2
第八章 「日本が老人と女子供ばかりの国となってもよいか」 本土空襲・沖縄
第九章 「大東亜戦争は遂に終了致しました」 敗戦の諸相
おわりに
図版一覧
参考文献一覧
あとがき

書誌情報

紙版

発売日

2007年03月10日

ISBN

9784062583848

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

通巻番号

384

ページ数

288ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

電子版

発売日

2015年07月31日

JDCN

0625838400100011000C

著者紹介

著: 一ノ瀬 俊也(イチノセ トシヤ)

1971年生まれ。九州大学大学院比較社会文化研究科博士課程中途退学。博士(比較社会文化、九州大学)。埼玉大学教養学部教授。専門は、日本近現代史。著書に、『近代日本の徴兵制と社会』『銃後の社会史――戦死者と遺族』(いずれも吉川弘文館)、『米軍が恐れた「卑怯な日本軍」――帝国陸軍戦法マニュアルのすべて』(文春文庫)、『戦艦大和講義――私たちにとって太平洋戦争とは何か』(人文書院)、『戦艦武蔵――忘れられた巨艦の航跡』(中公新書)など多数。講談社現代新書に『皇軍兵士の日常生活』『日本軍と日本兵――米軍報告書は語る』がある。

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