
日中戦争下の日本
ニッチュウセンソウカノニホン
- 著: 井上 寿一

自由主義から全体主義へ。国際協調から地域主義へ。1930年代、社会システムの不調から生じた日中戦争。なぜ政党への期待が大政翼賛会を生んだのか? 労働者や農民たちは戦争に何を託したのか? 戦時下日本の知られざる「自画像」を明かす。(講談社選書メチエ)
デモクラシーとしての大政翼賛会誕生の真実。日中戦争とは何だったのか。戦争景気で潤う銃後経済。社会平準化を志向する兵士たち。当時の社会システム不調の原因を探りつつ、戦前日本の自画像を捉え直す一冊。
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目次
1章 兵士たちの見た銃後
2章 戦場のデモクラシー
3章 戦場から国家を改造する
4章 失われた可能性
5章 「神の国」の滅亡
書誌情報
紙版
発売日
2007年07月12日
ISBN
9784062583923
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
通巻番号
392
ページ数
228ページ
シリーズ
講談社選書メチエ