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シオニズムとアラブ ジャボティンスキーとイスラエル右派 一八八〇~二〇〇五年
シオニズムトアラブジャボンティンスキートイスラエルウハセンハッピャクハチジュウカラニセンゴネン
- 著: 森 まり子

パレスチナ紛争史をユダヤ思想から読み解く 現イスラエル右派の思想的源流、修正主義シオニズム。その創始者ジャボティンスキーの民族論と対アラブ強硬論の系譜から見えてくるパレスチナ問題の核心と本質。
【目次】
第1章 多民族国家における模索(1880~1917年)
修正主義シオニズムの濫觴
第2章 民族国家と「鉄の壁」(1917~1940年)
ジャボティンスキーと修正主義運動の世界観
第3章 ジャボティンスキーからメナヘム・ベギンへ(1930年代~1981年)
修正主義運動の転換と継承
第4章 甦る「鉄の壁」(1982~2005年)
ジャボティンスキーの遺産と現代イスラエル政治
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目次
凡例
序論
第1章 多民族国家における模索(一八八〇~一九一七年)──修正主義シオニズムの濫觴
第1節 ロシア帝国におけるジャボティンスキー
第2節 オーストリア=ハンガリー帝国の民族問題とジャボティンスキー
第3節 オスマン帝国の民族問題とジャボティンスキー
第4節 ジャボティンスキーとボロホフ
第2章 民族国家と「鉄の壁」(一九一七~一九四〇年)──ジャボティンスキーと修正主義運動の世界観
第1節 修正主義運動の誕生
第2節 ジャボティンスキーの民族観と国家観
第3節 ジャボティンスキーのアラブ観とイスラーム観
第4節 アラブ人から見たジャボティンスキー
第3章 ジャボティンスキーからメナヘム・ベギンへ(一九三〇年代~一九八一年)──修正主義運動の転換と継承
第1節 修正主義運動の分裂とリクードヘの道〉
第2節 ブリット・ハビリョニームの「逸脱
第3節 イルグンとレヒの世界観とアラブ観
第4節 「後継者」ベギンと軍事的シオニズム
第5節 連続と断絶
第4章 甦る「鉄の壁」(一九八二~二〇〇五年)──ジャボティンスキーの遺産と現代イスラエル政治
第1節 レバノン戦争と極右の擡頭
第2節 シャミルとレヒの復権
第3節 ネタニヤフと大イスラエル主義
第4節 シャロンと「鉄の壁」
結論
あとがき
註
用語解説
書誌情報
紙版
発売日
2008年07月12日
ISBN
9784062584180
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
通巻番号
418
ページ数
274ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
電子版
発売日
2015年07月24日
JDCN
0625841800100011000K
著者紹介
1970年生まれ。東京大学京学部卒業、同大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。オックスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジ留学。ハーバード大学中東研究所博士研究員・所属研究員を経て、東京大学非常勤講師・専門は、中東近代史。 著書に、『社会主義シオニズムとアラブ問題』、論文に「モシェー・シャレット パレスチナ問題とアラブ・イスラエル紛争をめぐるイスラエル穏健外交の軌跡1929ー1956」などがある。
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