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見えない世界の物語 超越性とファンタジー
ミエナイセカイノモノガタリチョウエツセイトファンタジー
- 著: 大澤 千恵子

ハリー・ポッターや宮崎アニメを筆頭に、ファンタジーが世を席巻している。児童文学の一分野であったものが、大人をも魅了している。宗教的な神話や伝説、昔話などの物語が、どのように文学的な物語に変容したのか。「千一夜物語」、ペロー、グリム兄弟などの流れを追う。さらに、アンデルセン「人魚姫」、C・S・ルイス「ナルニア」シリーズなどを分析し、ファンタジー作品のなかに流れ込んでいる宗教的なものの源泉をさぐる。
ハリー・ポッターや宮崎アニメを筆頭に、ファンタジーが世を席巻している。児童文学の一分野であったものが、大人をも魅了している。宗教的な神話や伝説、昔話などの物語が、どのように文学的な物語に変容したのか。『アラビアン・ナイト』、ペロー、グリム兄弟などの流れを追う。さらに、アンデルセン『人魚姫』、C・S・ルイス「ナルニア」シリーズなどを分析し、ファンタジー作品のなかに流れ込んでいる宗教的なものの源泉をさぐる。
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目次
序章 宗教・子ども・ファンタジー
1章 児童文学の宗教性
2章 現実を超えた物語の誕生と展開
3章 運命の女神から妖精へ――フランスで生まれた妖精物語
4章 妖精物語からメルヒェンへ――ドイツの子ども向けの教育的物語
5章 物語にみるキリスト教的価値理念とその変容――ペローからグリムへ
6章 「子ども」と「ファンタジー」の宗教性――アンデルセン童話の登場
7章 イギリス児童文学の中のアルカディア
8章 宮崎駿のアニメーション映画が語るもの
書誌情報
紙版
発売日
2014年04月11日
ISBN
9784062585767
判型
四六
価格
定価:1,925円(本体1,750円)
通巻番号
573
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
電子版
発売日
2014年05月23日
JDCN
0625857600100011000N