
感情の政治学
カンジョウノセイジガク
- 著: 吉田 徹

個人が政治の情報を集め、投票先を主体的に、合理的に選択すれば、政治はよくなる――。そのような政治観は幻想に過ぎない。自分の思う通りにならない他者と、人間の非合理性に注目し、政治を組み立て直す。理性を重視する従来のパラダイムではこぼれ落ちてしまう現実の政治を気鋭の政治学者が描き出す一冊。(講談社選書メチエ)
個人が政治の情報を集め、投票先を主体的に、合理的に選択すれば、
政治はよくなる――。そのような政治観は幻想に過ぎない。
自分の思う通りにならない他者と、人間の非合理性に注目し、
政治を組み立て直す。
理性を重視する従来のパラダイムではこぼれ落ちてしまう現実の政治を
気鋭の政治学者が描き出す一冊。
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書誌情報
紙版
発売日
2014年08月12日
ISBN
9784062585828
判型
四六
価格
定価:1,925円(本体1,750円)
通巻番号
579
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
電子版
発売日
2014年09月26日
JDCN
0625858200100011000C
著者紹介
一九七五年生まれ。慶應義塾大学法学部を経て東京大学総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。現在、北海道大学法学研究科/公共政策大学院准教授。専攻は比較政治、ヨーロッパ政治。主な著書に、『ミッテラン 社会党の転換』(法政大学出版局)、『ポピュリズムを考える』(NHKブックス)、『二大政党制批判論』(光文社新書)がある。