
マイページに作品情報をお届け!
フリーメイスン もうひとつの近代史
フリーメイスンモウヒトツノキンダイシ
- 著: 竹下 節子

謎めいた存在ゆえに、陰謀論の格好の対象となるフリーメイスン。秘密に包まれたイニシエーションの実態とは? 「自由、平等、兄弟愛」などキリスト教ルーツの価値観を政治から切り離し、「普遍価値」として復権させることが彼らの使命である。アメリカ独立戦争、フランス革命から『シャルリー・エブド』事件まで、フリーメイスンの誕生と変容を辿りながら、西洋近代をもうひとつの視点からとらえなおす。(講談社選書メチエ)
謎めいた存在ゆえに、陰謀論の格好の対象となるフリーメイスン。
秘密に包まれたイニシエーションの実態とは?
「自由、平等、兄弟愛」などキリスト教ルーツの価値観を政治から切り離し、
「普遍価値」として復権させることが彼らの使命である。
アメリカ独立戦争、フランス革命から『シャルリー・エブド』事件まで、フリーメイスンの誕生と変容を辿りながら、西洋近代をもうひとつの視点からとらえなおす。
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
序章 フリーメイスンからみた西洋近代史
第一章 イニシエーション――フリーメイスンとカトリックのあいだ
第二章 近代フリーメイスンの成立
第三章 フリーメイスンと宗教
第四章 アンチ・フリーメイスン
第五章 政教分離(ライシテ)とフリーメイスン
終章 新しいフリーメイスンの可能性
書誌情報
紙版
発売日
2015年06月11日
ISBN
9784062586047
判型
四六
価格
定価:1,815円(本体1,650円)
通巻番号
601
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
電子版
発売日
2015年07月24日
JDCN
0625860400100011000D
著者紹介
東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。同博士課程、パリ大学比較文学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリズム史を修める。比較文化史家・バロック音楽奏者。主な著書に、『ジャンヌ・ダルク――超異端の聖女』(講談社現代新書)、『聖母マリア―― <異端>から<女王>へ』『知の教科書 キリスト教』(以上、講談社選書メチエ)、『キリスト教の真実――西洋近代をもたらした宗教思想』(ちくま新書)、『無神論――二千年の混沌と相克を超えて』『ユダ――烙印された負の符号の心性史』(中央公論新社)他多数。