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プラダー・ウィリー症候群 先天性疾患による発達障害のことがわかる本
プラダーウィリーショウコウグンセンテンセイシッカンニヨルハッタツショウガイノコトガワカルホン
- 監: 長谷川 知子

《講談社 健康ライブラリースペシャル》
【全国患者家族が待ち望んだ日本初の解説本】
食欲が抑えられず限りなく食べてしまう。
自己中心的でがんこにしか見えない。
よくしゃべるのに内容は理解していない。
---不思議な行動や言動は病気のせいと気づきたい!
いまだ知られていない難病、プラダー・ウィリー症候群とは?
【プラダー・ウィリー症候群にはこんな特性がある】
●ものごとのとらえ方に独特のかたよりがある
●認知が狭くズレがあるのでパニックを起こす
●食べたい欲求が出ると抑えられない
●物を隠す行動の底には寂しさや不安がある
●体温調節ができず気温の影響を受けやすい
●痛みを感じにくいので、ケガや病気が重症化する
●薬に敏感で効きすぎることもある
●虫歯がひどくなりやすい
【本書の構成】
第1章 プラダー・ウィリー症候群を知っていますか
第2章 不思議な行動は病気のせいだと気づきたい
第3章 トラブルを避けるために注意すること
第4章 周囲の対応で暮らしやすくなる
第5章 対症療法と認知行動療法を中心に
第6章 運動と食事の工夫で太りすぎを改善する
- 前巻
- 次巻
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目次
《第1章 プラダー・ウィリー症候群を知っていますか》
ケーススタディ/ Aくんはプラダー・ウィリー症候群だった
プラダー・ウィリー症候群にはこんな症状がある
《第2章 不思議な行動は病気のせいだと気づきたい》
プラダー・ウィリー症候群とは
年齢によって変わる症状がある
太りやすい特徴には多くの原因がある
IQのレベルには個人差がある
問題となる行動には理由がある
本人の気持ちを聞いてみると
よい面が苦手な面で見えにくくなる
発生率は1万から1万5000人にひとり 他
《第3章 トラブルを避けるために注意すること》
トラブルになりやすい理由を知っておく
ものごとのとらえ方に独特のかたよりがある
認知が狭くズレがあるのでパニックを起こす
食べたい欲求が出ると抑えられない
ふつうに会話をしているようでも理解していない
コミュニケーションがうまくとれない
物を隠す行動の底には寂しさや不安がある 他
《第4章 周囲の対応で暮らしやすくなる》
赤ちゃんのときから気をつけたいこと
離乳食は量を減らさずバランスよく
記録ノートへの書き込みを習慣づける
身長・体重曲線
太りだしたら食事と運動を見直して
食べものの誘惑から保護する
支援のネットワークをつくろう 他
《第5章 対症療法と認知行動療法を中心に》
染色体検査でわかる場合、わからない場合
ホルモン補充療法で身体症状を軽減する
薬物療法では、精神面に作用する薬の使用は慎重に
認知行動療法で言動を改善していく
不安を少なくして、自信をとりもどす
怒りの気持ちをコントロールできるようにする
柔軟に対応できるように、視覚情報を活用する 他
《第6章 運動と食事の工夫で太りすぎを改善する》
病名をいつ本人に告げるか
散歩、水泳……体を動かす
栄養を減らさずエネルギーだけを減らす
なにをどれだけ食べればよいのか
「特別」にすることで心を満たす
食材を工夫してみよう
調理法を工夫してみよう 他
書誌情報
紙版
発売日
2009年10月29日
ISBN
9784062592970
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
146ページ
シリーズ
健康ライブラリー
著者紹介
臨床遺伝専門医・指導医。日本ダウン症協会有職理事。日本PWS協会‐IPWSO専門職委員。第10回日本ダウン症フォーラムin静岡2005実行委員長。静岡県立こども病院で、ダウン症やプラダー・ウィリー症候群の子どもたちの診療にあたってきた。現在は板橋区の心身障害児総合医療療育センターで遺伝性疾患の子どもたちと家族のサポートと相談にあたっている。