冬の紳士

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電子あり

冬の紳士

フユノシンシ

講談社文庫

敗戦の混乱の中で真実を探る男の謎ーー娼婦が立つ露地裏、常連に支えられた小さなバー。そこに気まぐれに現われる正体不明の男を、常連客は冬の紳士と呼んだ。男は自棄になった若い女性を救い、彼女のヒモを気取る義兄に生きることを教える。実は彼自身、はためには順調にみえる事業や家庭を捨て、自らの第2の人生に挑戦していたのだった。冬の紳士こと尾形祐司の奇矯な行動を通して、敗戦後の日本人の生き方を示唆した記念碑的長編。


ⒸMasako Nojiri

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書誌情報

紙版

発売日

1995年03月08日

ISBN

9784062620062

判型

A6

価格

定価:748円(本体680円)

ページ数

286ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2021年03月19日

JDCN

06A0000000000167927M

初出

『サンデー毎日』昭和25年12月31日、26年1月7日合併号から4月29日号まで、17回にわたり連載。単行本は26年9月、新潮社より刊行

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