霧笛/花火の街

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霧笛/花火の街

ムテキハナビノマチ

講談社文庫

文明開化の横浜を情緒豊かに描く! ーーガス灯揺れる、横浜の異人館。ボーイの千代吉は、居留地に巣喰うならず者たちと、酒、賭博、喧嘩に明け暮れていた。そして偶然、ひとりの謎めいた少女に出会う。可憐な外見とはうらはらななまめいた女に、千代吉は惹かれていく。無頼な若者の青春の燦きと悲哀を鮮やかにとらえた名作『霧笛』に、居留地ならではの哀切な恋物語『花火の街』を併録。開化期の横浜を情趣豊かに描き上げた、大佛文学の真髄!
◎大佛次郎(おさらぎ・じろう)明治30(1897)年、横浜生まれ。本名・野尻清彦。星の研究家・野尻抱影は兄。東大卒後、教員、外務省勤務を経て作家に。大正13年より<鞍馬天狗>連作を発表、人気を集めた。鎌倉大仏の裏に住んでいたのが筆名の由来。以来、時代小説、現代小説、史伝、ドキュメントと幅広く活躍、西欧的知性に裏づけられた多くの話題作で各分野に大きな業績を残した。著書に『赤穂浪士』『霧笛』『帰郷』『パリ燃ゆ』『天皇の世紀』など多数。文化勲章受章者。昭和48(1973)年没。


ⒸMasako Nojiri

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書誌情報

紙版

発売日

1996年08月20日

ISBN

9784062620543

判型

A6

価格

定価:1,046円(本体951円)

ページ数

418ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2021年03月19日

JDCN

06A0000000000167928N

初出

「大佛次郎時代小説全集 第十三巻 霧笛」1975年10月朝日新聞社刊

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