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南国太平記(下)
ナンゴクタイヘイキゲ
- 著: 直木 三十五
薩摩藩相続をめぐって、お由羅(ゆら)一派の意をうけた牧仲太郎の呪誼は、家督を継いだ斉彬(なりあきら)のうえに及ぶが、その阻止を謀る仙波小太郎の追及も急である。一方、藩内上士と下士の対立はいよいよ熾烈(しれつ)化し、風雲児益満(ますみつ)休之助ら改革派の策動は着々と基礎を固める。 南国薩摩のお家騒動に想を借りて、激動する幕末維新期の様相を、経済、因習、新旧勢力の対立と抗争など、重層的ダイナミズムの中に捉える意欲大作。
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書誌情報
紙版
発売日
1997年04月18日
ISBN
9784062620789
判型
A6
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
610ページ
電子版
発売日
2004年07月09日
JDCN
0626207800100011000B
初出
『直木三十五作品集』1989年文芸新春秋刊