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しぐれ茶屋おりく
シグレヂャヤオリク
隅田川沿いの芦の湿原の中に建つ「しぐれ茶屋」。蛤(はまぐり)の茶漬けを求めて、伊藤博文をはじめ、政治家・実業家・芸人らが通ったという。実在のモデルの女将おりくは殊の外、芸人を可愛がった。円熟した筆使いにのせ、明治末期から大正にかけての庶民の哀歓を、このひとでなければといわれるほど、見事に織りなし、市井に花咲く人情の世界を流麗に綴る、川口文学の代表作。吉川英治文学賞受賞。
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書誌情報
紙版
発売日
1997年11月20日
ISBN
9784062620994
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
ページ数
410ページ
電子版
発売日
2004年12月10日
JDCN
0626209900100011000G