地獄の奇術師

十字架屋敷と呼ばれる実業家の邸宅に、ミイラのような男が出没した。顔中に包帯を巻いた、異様な恰好である。自らを「地獄に奇術師」と名乗り、復讐のためにこの実業家一族を皆殺しにすると予告をしたのだ。「地獄の奇術師」の目的は何なのか？女子高生で名探偵、二階堂蘭子の推理が冴え渡る、本格探偵小説！

目次

プロローグ　砂の中の断章

第一幕　暗闇の殺人鬼

第一章　　人か魔か
第二章　　闇夜の怪人
第三章　　精神病院の裏で
第四章　　復讐を誓う者
第五章　　悪魔の紋章
第六章　　影に怯える男
第七章　　怒れる老婆

第二幕　悪魔の犯罪

第八章　　スペードのＡ
第九章　　消えた奇術師
第十章　　悪魔の惨劇
第十一章　入れぬ扉
第十二章　雨夜に響く銃声
第十三

書誌情報

紙版

• 発売日: 1995年07月06日
• ISBN: 9784062630153
• 判型: A6
• 価格: 定価：880円（本体800円）
• ページ数: 552ページ
• シリーズ: 講談社文庫

電子版

• 発売日: 2009年11月13日
• JDCN: 0626301500100011000M

初出

’９２年８月単行本として、’９４年８月講談社ノベルスとして刊行

著者紹介

著： 二階堂　黎人（ニカイドウ　レイト）

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