濁流　上

企業社会の濁流に渦巻く男たちの欲望と反抗の行方は？カネのためには手段を選ばぬ経済誌主幹、虚像に脅える財界人、組織悪に挑戦する若手幹部――それぞれが思惑を胸に秘め、精いっばいの闘いを展開する。日本の濁流の実態を把らえ、そこに蠢く人々の素顔や限界状況を生き生きと描く長篇経済小説。

目次

第一章　総理来たる
第二章　午前四時の電話
第三章　お籠もり
第四章　娘の反発
第五章　“取り屋”の本領
第六章　婚約
第七章　不純な動機
第八章　七日間の取締役
第九章　“別働隊”最右翼
第十章　暴力沙汰
第十一章　濡れ手で粟

書誌情報

紙版

• 発売日: 1996年02月13日
• ISBN: 9784062631662
• 判型: A6
• 価格: 定価：713円（本体648円）
• ページ数: 374ページ
• シリーズ: 講談社文庫

電子版

• 発売日: 2007年12月14日
• JDCN: 0626316600100011000X

初出

朝日新聞社　１９９３年２月刊

著者紹介

著： 高杉　良（タカスギ　リョウ）

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