
絹のまなざし
キヌノマナザシ

幼ない娘の死が心の傷となって女性に心を開けない夫・甲介と金で体を売る“娼夫”にのみ愛情を感じる妻・布美。偽りの夫婦を続ける甲介の前に失くした娘そっくりの恵利子が現われる。しかし恵利子にも夫の異常な性生活で離婚した過去があった。 傷つき怯え心の迷路で生き惑う夫、妻、恋人、愛人、娼夫の愛の物語。
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書誌情報
紙版
発売日
1997年04月14日
ISBN
9784062634861
判型
A6
価格
定価:681円(本体619円)
ページ数
378ページ
シリーズ
講談社文庫
初出
『週刊朝日』1993年1月1・8日号~同年8月6日号 1994年朝日新聞社より刊行
著者紹介
解説: 三浦 清美(ミウラ キヨハル)