
織田有楽斎
オダウラクサイ

兄信長への恐怖心と初陣に味わった人を殺す嫌悪感。有楽斎の生き方は決まった。「弓矢の男にあらず」と陰口を叩かれながらも、茶々姫の後見人として、また、有職故実や茶の湯に通じることで自らの生きる道を見出した。肉親ではなく、権力者として利用する兄と絶妙な距離を保ち、戦乱の世を生きた男の生涯。
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書誌情報
紙版
発売日
1997年09月12日
ISBN
9784062635912
判型
A6
価格
定価:681円(本体619円)
ページ数
428ページ
シリーズ
講談社文庫
初出
1992年4月に講談社から刊行
著者紹介
解説: 藤田 昌司(フジタ ショウジ)