
海鳴りやまず
ウミナリヤマズハチジョウルニングンゾウ

江戸時代、八丈島は配流の島だった。延べ1800人を超す流人のなかには理不尽な施政の犠牲者も数多い。文化14年、斎藤守孝は流罪となった父の付き添いとして渡島した。以来赦免となるまでの25年間、閉塞された島で展開する愛憎の日々を抱擁力豊かな筆致でつづる傑作長編。第4回時代小説大賞受賞作。
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書誌情報
紙版
発売日
1997年09月12日
ISBN
9784062635981
判型
A6
価格
定価:681円(本体619円)
ページ数
334ページ
シリーズ
講談社文庫
初出
1994年1月に小社より刊行
著者紹介
解説: 縄田 一男(ナワタ カズオ)