二十四粒の宝石

二十四粒の宝石

ニジュウヨンツブノホウセキチョウタンペンショウセツケッサクシュウ

講談社文庫

泣き、笑い、恋し、愛する鮮やかに描く人生の一瞬
原稿用紙わずか10枚に凝縮された極上の短編世界が醸し出す生の断面

超多忙の仕事場に現れた“猫の手”を本当に借りることになった赤川次郎の不思議な1編「猫の手」。赴任先の熱帯地方で突然の死を迎えた男の心境を鮮やかに描く高村薫の「棕櫚とトカゲ」。浅田次郎が人生の岐路に立つ人間をしみじみと描いた「ボスの忘れ物」など、24人の名手が贈る、短くても心に残る小説の輝き。


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目次

●赤川次郎 猫の手
●清水義範 分別ゴミ
●菊地秀行 誰でもいい
●山口洋子 白い炎
●高橋克彦 懐かしい夢
●村松友視 偽装
●永倉万治 シェックスしてるかい?
●海老沢泰久 長い髪
●小池真理子 夫婦
●もりたなるお 国境線上の兵士
●高村薫 棕櫚とトカゲ
●浅田次郎 ボスの忘れ物
●杉元伶一 収監
●都築直子 雪が降る
●常磐新平 美意識
●安西水丸 人魚の死
●阿井渉介 百舌
●薄井ゆうじ 帆船
●藤水名子 牡丹花の白く咲きたる朝
●藤田宜永 白球
●三田つばめ ケンジ
●鷺沢萌 忘れられなくて
●出久根達郎  黒い池
●北方謙三 試着室
(掲載順)

書誌情報

紙版

発売日

1998年11月13日

ISBN

9784062639163

判型

A6

価格

定価:556円(本体505円)

ページ数

268ページ

シリーズ

講談社文庫

初出

’95年12月、講談社より単行本刊行

著者紹介

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