東京タワーの見える島

街はいつも友だち、東京はちょっとセンチーー乃木坂、葉山、八王子、東京湾に浮かぶ高層都市……。ポスト・バブルの東京とその周辺を舞台に描く、連作短編小説集。もう若くはない、まだ老いてもいない。弾ける青春を駆け抜け、しかたなしに一息ついた３０代半ばを越えた男たち。表題作「東京タワーの見える島」はじめ、懐かしく、ちょっぴりせつない１２作を収録。

ⒸAsato Izumi

書誌情報

紙版

• 発売日: 1999年06月15日
• ISBN: 9784062645942
• 判型: A6
• 価格: 定価：628円（本体571円）
• ページ数: 302ページ
• シリーズ: 講談社文庫

電子版

• 発売日: 2020年08月28日
• JDCN: 06A0000000000104306J

初出

１９９６年４月、小社より単行本刊行されました

収録作品

• 作品名
  初出

• 作品名

  葉山のホタル

  初出

  『小説現代』１９９３年９月号

• 作品名

  乃木坂のアンジー

  初出

  『小説現代』１９９４年１月号

• 作品名

  涙のカラオケボックス

  初出

  『週刊小説』１９９３年５月２８日号

• 作品名

  リモコン・フリッパーの妄想

  初出

  『週刊小説』１９９３年８月２０日号

• 作品名

  スズメバチの巣

  初出

  『週刊小説』１９９２年１２月４日号

• 作品名

  哀愁の第三京浜

  初出

  『小説現代』１９９４年４月号

• 作品名

  パークサイドホテル

  初出

  『小説現代』１９９４年１１月号

• 作品名

  バブルの破片

  初出

  『週刊小説』１９９４年１月７日号

• 作品名

  電話ボックスの女

  初出

  『小説現代』１９９５年１月号

• 作品名

  瓦礫の街

  初出

  『小説現代』１９９５年４月号

• 作品名

  繭のなか

  初出

  『小説現代』１９９５年７月号

• 作品名

  東京タワーの見える島

  初出

  『小説現代』１９９６年１月号

著者紹介

著： 泉　麻人（イズミ　アサト）

解説： 枝川　公一（エダガワ　コウイチ）

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