船で暮らす地中海

船で暮らす地中海

フネデクラスチチュウカイ

家の代わりにクルーザーを買った夫婦の冒険

独創的な後半生の計画を成り立たせた要因は、幼少年期の大陸での生活、引き揚げ体験、外交官への憧れ、商社員としての豊富な海外勤務、母親の教えとキリスト教信仰など、いろいろと考えられるが、私は“和して同ぜず”という稲次さんの座右の銘に注目したい――(あとがきより)

「家の代わりに船を買う」という欧米人の発想に惹かれて。
人生終盤の設計は、地中海で晴航雨読を満喫したい。
“異邦人の使徒”聖パウロの足跡を辿る夢。
波乱の商社マン時代に学んだ「現状肯定的発展主義」の生き方。
年金でまかなう航海経費で、映画のシーンのような船上生活。
日本人に合った新たな生活の楽しみ方のヒント。


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書誌情報

紙版

発売日

2003年06月14日

ISBN

9784062683715

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

256ページ

シリーズ

The New Fifties

著者紹介