ユング オカルトの心理学

ユング オカルトの心理学

ユングオカルトノシンリガク

講談社+α新書

人の心の最大の神秘に鋭いメスを入れる!
自分自身オカルト体験をしているユングが、死後の魂の存在の問題など、人間の無意識、深層心理を大胆に掘り起こす。超心理学な本!!

私がここに集めた論文をまとめて世に出そうとする理由は、それらがすべて、人間の心に関するあるきわどい問題、つまり死後の魂の存在の問題に、関係しているからである。最初の論文は、死者の霊と交信しているという、ある若い夢遊病の未婚女性について説明している。第2の論文は、解離と「部分魂」(もしくは分離人格)の問題を扱っている。第3の論文は、不死への信仰の心理と、死後の魂の存続の可能性を論じている。不死について考えることは正常であり、それらを考えないこと、あるいはそれを気にしないことこそ異常である。


  • 前巻
  • 次巻

目次

序章 人の心に関するきわどい問題
第1章 心霊的現象
第2章 無意識の心理学
第3章 魂と死
第4章 超心理学
終章 「心の闇」に挑んだユングの生涯──島津彬郎

書誌情報

紙版

発売日

2000年06月20日

ISBN

9784062720205

判型

新書

価格

定価:814円(本体740円)

通巻番号

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介