
フィナンシャル・エンジニア 金融工学の担い手たち
フィナンシャル・エンジニアキンユウコウガクノニナイテタチ
- 著: 石井 至

金融工学を駆使し、金融を動かす華麗なる頭脳派商売!!
デリバティブの担い手は医学部出身!高等数学を武器にヒット商品を開発した著者が教える、その魅力と金融工学の正しい理解!!
「フィナンシャル・エンジニア」(FE)とは、「金融工学者」という職業名になるわけですが、おそらくほとんどの人にとって、まったく見当がつかないというのが実態でしょう。日本では、ここ10年前後の歴史しかない新しい職業ですから、それも当然です。少々金融をかじった人の中には、「フィナンシャル・エンジニアって、デリバティブ(金融派生商品)を開発する人でしょ?」と理解している人もいます。たしかに、デリバティブを開発する人はFEという職業に分類できます。デリバティブ以外の分野を取り扱うFEも存在します。おそらく、私は日本人として初期のFEのひとりだと思いますが、この本を通じて、FEとはどういう職業なのかを説明し、とりわけ中学生から大学生、20代の若い世代の人にFEに対する興味を持っていただきたいと思っています。
- 前巻
- 次巻
目次
第1章 フィナンシャル・エンジニアとは何か
第2章 フィナンシャル・エンジニアの歴史
第3章 金融を変えたコンピュータ・テクノロジー
第4章 ブラック・ショールズ式を解剖する
第5章 フィナンシャル・エンジニアの活躍の場
書誌情報
紙版
発売日
2000年11月20日
ISBN
9784062720434
判型
新書
価格
定価:858円(本体780円)
通巻番号
ページ数
192ページ
シリーズ
講談社+α新書