一つの中国 一つの台湾―江沢民VS李登輝

一つの中国 一つの台湾―江沢民VS李登輝

ヒトツノチュウゴクヒトツノタイワンコウタクミンブイエスリトウキ

講談社+α新書

台湾独立か中台統一か!?2人のドンの熾烈な闘い!!
12億人のトップに君臨する紅い中華皇帝江沢民と総統引退後も台湾政局に隠然たる力を持つ李登輝の台湾をめぐる最後の闘いが始まった!!

李登輝(りとうき)と江沢民(こうたくみん)はどうしてこんなにもぶつかりあうのか。李登輝と江沢民はじつによく似ている。2人は似た者同士だったが、一番の違いは「場所」の違いだった。李登輝と司馬遼太郎が以前行った対談のテーマは、「場所の苦悩」だった。つまり台湾と中国大陸という異なる場所にいるために、李登輝と江沢民は、真っ向から対立し、また似た者同士であるがゆえに引くに引けなくなってしまった、というのである。惨敗の責任を問われて国民党主席を辞任したものの、李登輝は陳水扁(ちんすいへん)新総統と組み、台湾独立を目指して、宿敵である江沢民をいまもなお、攻め続けている。李登輝vs江沢民から陳水扁vs胡錦濤(こきんとう)へ……。太平洋を揺るがすドラマが終わる気配は一向に見られない。


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目次

第1章 2人の共産主義者
第2章 政治の世界へ
第3章 なぜ江沢民が選ばれたのか
第4章 なぜ李登輝が選ばれたのか
第5章 江沢民時代を切り開く
第6章 李登輝時代を切り開く
第7章 第一次台湾海峡危機
第8章 第二次台湾海峡危機
第9章 江沢民vs李登輝から胡錦濤vs陳水扁へ
第10章 第三次台湾海峡危機

書誌情報

紙版

発売日

2000年10月19日

ISBN

9784062720441

判型

新書

価格

定価:924円(本体840円)

通巻番号

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介