ひきこもりの家族関係

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ひきこもりの家族関係

ヒキコモリノカゾクカンケイ

講談社+α新書

「ひきこもる」ことは、そんなに悪いことなのか!?
ひきこもりの子どもたちは自分が人とうまく関われないことに苦しみもがいている。人生を賭けて訴える心の叫びに、親はどう応え、何をすればいいのだろうか!!

「子どもたちの心に何が起こっているのか」。私は現代の「ひきこもり」という現象を、人間存在の原点に関わる深刻な問題であり、現代の家族関係のコミュニケーションのズレを象徴、として捉えるようになっています。関係性の再生……そのための問題提起……そう考えるようになった私の思考の流れを描きだそうとした、その悪戦苦闘が本書です。どれくらいのひきこもりの時間がその個人にとって必要か、ということは一概にはいえません。極論すれば必要な10年間、という場合だってあるだろうと私は思っています。私は人がひきこもるということ、それ自体を悪いことである、とは捉えておらず、意味ある行為と考えているからです。しかし、そのためにはひきこもっている間を「意味ある時間」にする必要があります。


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目次

序章 子どもたちの心に何が起こっているのか
第1章 「ひきこもり」の根底にある問題
第2章 人との「関わり方」がわからない
第3章 「親」自身の親との関係性
第4章 「対話する関係」への誘い

書誌情報

紙版

発売日

2001年01月22日

ISBN

9784062720557

判型

新書

価格

定価:770円(本体700円)

通巻番号

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介

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