命の値段

命の値段

イノチノネダン

講談社+α新書

命の値段の計算は簡単だ!!いったい誰が払うのか!?
誰が被害者となり、加害者となってもおかしくない今日、自分の「命の値段」と他人の「命の値段」の両方が問題だ。不幸にも加害者となったとき、「命の値段」を支払えるか。

自動車事故ひとつをとってみても、毎年85万件の死傷事故が発生し、死傷者は100万人以上にのぼっている。これは、毎年85万人近くの人が加害者の立場に立たされ、100万人以上の被害者に対して損害賠償の責任を負わされていることを意味している。自動車事故ばかりではない。自転車で買い物に出かけて人にぶつかったり、スキーやゴルフをしていて誤って他人に怪我をさせたりなど、日常の生活環境や何気ない行動のなかで、突発的・偶発的な出来事によって加害者となってしまう危険性は十分にある。
被害者の立場でしか考えてこなかった人が、加害者の立場に立たされて初めて、自分の家族の生活・生存を脅かすほどに高額な賠償金を負担させられることに気づく。しかし、それでは遅すぎる。


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目次

第1章 人の命には値段がある
第2章 被害者はフィクションとしての人生を生きる
第3章 命の値段の算定式を知ろう
第4章 あなたの命の値段はいくらになるか
第5章 命の値段の受取人は誰か
第6章 現行の命の値段に疑問あり
第7章 命の値段の請求にはルールがある

書誌情報

紙版

発売日

2001年05月21日

ISBN

9784062720731

判型

新書

価格

定価:924円(本体840円)

通巻番号

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介