自分の骨のこと知ってますか―人のからだは驚異の立体パズル

自分の骨のこと知ってますか―人のからだは驚異の立体パズル

ジブンノホネノコトシッテマスカヒトノカラダハキョウイノリッタイパズル

講談社+α新書

人体を守る骨の不思議、巧妙なしかけを明かす!!
頑丈で軽く、硬くて弾力のある骨。この高性能の素材が血液を製造し、脳や内臓を守り、しなやかな動作を生む。からだは骨と関節の予想以上の精緻な設計によって守られている!

平均寿命が低かった時代は、その時代の天寿をまっとうしても、骨は丈夫なままでした。いいかえますと、骨がその機能を果たさなくなる前に、からだの他の部分が原因でこの世を去ることが多かったのです。
骨は心臓や筋肉、胃や肝臓などと違って、みるからに硬そうで、しかも色はモノトーンです。一見それ自体が生きているとはとても感じられません。しかし、人体の他の構成要素と同じように、骨にも驚くほど複雑で理にかなったしくみが隠されています。
骨の大敵である老化は、私たちの周りにある道具や機械が経年変化によって故障を生じるのとは違います。人体の他の組織と同じように、細胞の再生能力が失われてくるのが骨の老化です。こういうことも最近になってようやくわかってきました。


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目次

序 章 骨のかたち――200個あまりの立体パズル
第1章 なぜ、人間に骨があるのか
第2章 骨がからだを守る
第3章 骨からわかるヒトのからだ
第4章 骨に刻まれた進化の秘密
第5章 骨の地図帳

書誌情報

紙版

発売日

2001年08月20日

ISBN

9784062720885

判型

新書

価格

定価:880円(本体800円)

通巻番号

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介