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今に生きる親鸞
イマニイキルシンラン
- 著: 吉本 隆明

永遠の巨人の哲学と思想が現代の知の巨人を魅了した!! 仏教界の戒律を破り肉食も妻帯もした親鸞。貴族や武士のものであった仏教を、念仏を称(とな)えるだけで往生できるとし、民衆の心を掴んだ巨大な宗教家の、現代を癒す力!!
永遠の巨人の哲学と思想が現代の知の巨人を魅了した!!
仏教界の戒律を破り肉食も妻帯もした親鸞。貴族や武士のものであった仏教を、念仏を称(とな)えるだけで往生できるとし、民衆の心を掴んだ巨大な宗教家の、現代を癒す力!!
ぼくの家の家宗は浄土真宗西本願寺派ということで、子供のときから、法事があると坊さんがきて、親鸞の「正信偈(しょうしんげ)」というお経をあげていました。蓮如には「御文章」というものがありますが、その中の一節にある「白骨の御文章」を一緒に聞かされました。「朝(あした)には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり」というようなものです。祖父母や両親の何回忌というときには、坊さんはいつも決まってこの2つをやっていたものです。そのせいかぼくは、親鸞は好きな宗教家で、戦争中からずっと読んでいました。親鸞について書いたのは、戦争が終わって学生時代に書いたのが一番最初です。その後、親鸞についていくつか書いたり、しゃべったりしてきました。今でも親鸞にはとても興味を持っています。――(本書より)
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目次
序章 親鸞との出会い
第1章 親鸞の生涯
第2章 親鸞の思想
第3章 親鸞の言葉
第4章 今に生きる親鸞
書誌情報
紙版
発売日
2001年09月20日
ISBN
9784062720892
判型
新書
価格
定価:814円(本体740円)
通巻番号
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社+α新書
電子版
発売日
2013年08月16日
JDCN
0627208900100011000I