日本経済再建「国民の痛み」はどうなる

日本経済再建「国民の痛み」はどうなる

ニホンケイザイサイケンコクミンノイタミハドウナル

講談社+α新書

消費税40%もある!!
残された「3つの選択肢」一番痛くないのはどれか?

財政再建のやり方次第でサラリーマンの生活は大きく変わる。小泉首相の「骨太」改革の痛みのレベルは?予算配分の現場経験をもとに行った徹底シミュレーション!!

1996年に財政制度審議会で、日本の財政改革に関して集中的な審議を行うのに参加し、何とか日本にも可能性があると考えた。しかしながら、小渕内閣の政策によってすべてが灰燼(かいじん)に帰してしまった。
こうなっては、日本国民は、破綻か劇的な負担増加のどちらかを選択しなければならないことになる。しかし、前者の方が負担が重いのはいうまでもない。ところが、多くの場合、国民は失敗してから改革の必要性を感じることになるのだ。そのときは、改革の負担と破綻の負担の両方を背負うことになってしまう。
政治家頼みで終わるのではなく、最後の1人になってでも、私は財政改革の必要性を訴えていこうと考えている。


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目次

第1章 財政破綻に向かう日本
第2章 「まず景気対策を」の嘘
第3章 景気対策はなぜ役に立たなかったのか
第4章 日本経済「3つのシナリオ」
第5章 サラリーマンの生活はどうなる
第6章 これから政治がやるべきこと
補章 供給側モデルによるシミュレーション

書誌情報

紙版

発売日

2001年10月18日

ISBN

9784062721004

判型

新書

価格

定価:924円(本体840円)

通巻番号

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介