日本経済「暗黙」の共謀者

日本経済「暗黙」の共謀者

ニホンケイザイアンモクノキョウボウシャ

講談社+α新書

この経済破綻の真犯人は誰だ!!
大不況の「出口」を探る!!
「日銀不況」「バブルとデフレ」の著者が日本経済のカラクリを明快に解く!日銀総裁・経営者・御用学者たちが国民を貧乏に突き落とし、ひと握りの人が金持ち&勝者になっている!!

私は、彼らがわざとデフレを長引かせているのではないかと考えている。
デフレスパイラルは、アメリカの経済失速という外的要因で発生したのではなく、政策の失敗によってもたらされたものでもなく、人為的に作られたものなのだ。実は、「デフレを長引かせること」によってメリットを受ける人たちはたくさんいる。5%を超える失業率やリストラに脅えるサラリーマン、あるいは自家の値下がりで住宅ローンを塩漬けにせざるをえなくなっている国民の傍らで、「デフレで笑いがとまらない」人々がたくさんいるのだ。彼らはデフレの継続を望んでいる。8年も続くデフレは彼らによって作られたものではないだろうか。


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目次

第1章 構造改革とは何なのか
第2章 IT革命というバブル
第3章 日本銀行はなぜデフレを続けるのか
第4章 政府がデフレを続ける理由
第5章 経営者の味方をする御用学者とマスコミ
第6章 暗黙の共謀者の上を行ったアメリカ
エピローグ

書誌情報

紙版

発売日

2001年12月19日

ISBN

9784062721011

判型

新書

価格

定価:858円(本体780円)

通巻番号

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介