
サンタクロースの謎
サンタクロースノナゾ
- 著: 賀来 周一

不思議な魅力で、世界中から愛される秘密に迫る
なぜ赤い衣装?なぜ煙突から入ってくる?などの疑問に答え、カトリック教会にもプロテスタント教会にも聖人の座を用意されなかったサンタクロースの姿を明かす!
この時代、意味のある言葉がどれほど失われているかを考えれば、サンタクロースからの手紙の言語表現は、ありきたりの文句であってはならない。サンタクロースの言葉は子供ばかりでなく、大人のためにも重要な意味をもっている。子供はもちろん、大人にとってもなくてはならない言葉、それも言葉でなければ伝達することのできない凝縮した深い意味をもつ言葉をサンタクロースの手紙からもらいたいと願っているのだ。何しろクリスマスは、聖書が「言葉が肉になった出来事」というように、言葉の季節だ。なぜ、これほどまでにサンタクロースは世界中の人から愛されるのだろうか。その秘密は何か。彼のほんとうの姿は何か。何を彼は人間に与え、人間は彼に何を期待しているのか。その不思議な魅力に迫ってみようと思う。
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目次
まえがきにかえて――サンタクロースの夏の過ごし方
第1章 サンタクロースはいるのか、いないのか
第2章 クリスマスの起源を探る
第3章 宗教的象徴となったサンタクロース
第4章 聖書に見るクリスマス
第5章 サンタクロースがやってくる
書誌情報
紙版
発売日
2001年11月20日
ISBN
9784062721035
判型
新書
価格
定価:814円(本体740円)
通巻番号
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社+α新書