ダイヤモンドの謎―永遠の輝きに魅入られた人々

ダイヤモンドの謎―永遠の輝きに魅入られた人々

ダイヤモンドノナゾエイエンノカガヤキニミイラレタヒトビト

講談社+α新書

美しい輝きの裏にある欲望と策略の人間模様!!
ティファニーやカルティエの虚々実々のかけひき、歴史に残るダイヤモンドなど、絢爛豪華なエピソードから最新の業界事情、すぐに役立つ実用知識も収録!!

フランス王室の宝石をおそった災難にはいろいろあるが、特に不幸であったのは、1792年9月におきた王室宝物庫襲撃事件であろう。革命後の混乱と無責任の中で、警備が手薄になった宝物庫(Garde-Meuble=家具倉庫)に、9月の11日から17日にかけて、数度にわたり盗賊団が潜入し、王室伝来の宝石や王冠類を根こそぎ盗み出したという事件である。このときに盗まれた宝石の大部分は取り戻されたが、非常に高価なもののいくつかは消え失せたままである。中でも有名なのが、67.5カラットあったフレンチ・ブルーと呼ばれたダイヤモンドで、これは盗み出された直後にロンドンに運ばれてリカットされ、今のホープ・ダイヤモントになったという説が有名だが、ブルーという色の類似以外には、証拠はない。――(本書より)


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目次

第1章 ウソかマコトか――ダイヤモンド伝説の数々
第2章 有名宝石商とダイヤモンド
第3章 なぜ、ダイヤモンドなのか?
第4章 歴史に残るダイヤモンドを見る
第5章 ダイヤモンドをめぐるこざかしい奴ら
第6章 ダイヤモンドの不思議な使われ方
第7章 ちょっとした実用知識

書誌情報

紙版

発売日

2001年12月19日

ISBN

9784062721110

判型

新書

価格

定価:858円(本体780円)

通巻番号

ページ数

208ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介