
日本の地下経済-脱税・賄路・売春・麻薬
ニホンノチカケイザイダツゼイ・ワイロ・バイシュン・マヤク
- 著: 門倉 貴史

初めて明らかにされる裏社会の巨額マネー!!
盗難車1110億円、援交630億円……。日本のアングラ・マネーの総額はGDP(国内総生産)比で3.3パーセントにもなる。額にして17.1兆円に達する地下経済を解明!!
経済活動のなかには、GDP(国内総生産)に含まれないものがたくさんある。GDPから漏れた経済活動までとらえなければ、景気判断や経済成長の議論も、現実とかけはなれた机上の空論になってしまうのではないだろうか。地下経済、つまりブラック・マネーは、そうした目にみえない経済活動の主役といえるだろう。
新聞、雑誌で脱税や売春、マネー・ローダリング(資金洗浄)などの事件が毎日のように報道され、国民の多くが地下経済の存在に気づいているにもかかわらず、国内でその規模や成長の速度などを明確に記述した本や研究レポート類はほとんどなく、当て推量で数字が語られることが多かった。
私は、地下経済に関する膨大な資料などをもとに、日本の地下経済の規模を本格的に推計してみることにした。
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目次
第1章 地下経済とはなにか?
第2章 日本の地下経済の実態
第3章 日本の地下経済の総額はいくらか
第4章 暴力団や援交の総額はいくらか
第5章 世界各国の地下経済
第6章 今後の展望――地下経済はどこへいくのか
書誌情報
紙版
発売日
2002年01月21日
ISBN
9784062721165
判型
新書
価格
定価:858円(本体780円)
通巻番号
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社+α新書