本田宗一郎と知られざるその弟子たち

本田宗一郎と知られざるその弟子たち

ホンダソウイチロウトシラレザルソノデシタチ

講談社+α新書

ベストセラー車を次々創りだすホンダの底力!!

ロボット開発、RV車の大ヒット、フィットの大爆発、中国進出の戦術戦略――創業者の理念を受け継ぐ直弟子、孫弟子たちの知られざる企業力ドラマとホンダ魂に迫る!!

●世界初のヒト型ロボット〔P2〕
●極秘プロジェクト・ロボット屋
●フィット――良品に国境なし!
●デザインは企業の思想
●世界一負けず嫌いな男たち
●ホンダ魂の継承者
●自分流が個を活かす!
●ホンダが中国で成功した理由(わけ)
●中高年集団の大仕事
●弟子たちが受け継ぐホンダ魂

ホンダが2足歩行ロボットの研究をスタートさせたのは、日本がバブル景気に沸き始めた1986年である。その先見性もさることながら、私がホンダのロボット開発で注目したいのは、「自由闊達」な企業風土である。
広瀬真人は、中途入社組だ。生え抜きのエリート技術者ではない。後に紹介する、もう1人のロボット技術者の竹中透も、ヘッドハンティングでホンダにやってきた。
広瀬は、いまもってホンダの「自由闊達」というか、単刀直入、率直、あるいは物事にこだわらないホンダスピリッツに関心するのだ。
「あのう、私は何をやったらよろしいのでしょうか」。彼は、思わず間抜けた声で、田上にたずねた。その答えがまた、ふるっていた。
「おまえは鉄腕アトムをつくれ」


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目次

第1章 なぜホンダからロボットが生まれたのか
第2章 ロボット開発は執念の闘い
第3章 なぜホンダは売れる車がつくれるのか
第4章 限界に挑戦するテストライダー
第5章 世界一負けず嫌いな男たち
第6章 自分流が個を活かす
第7章 中国に生産拠点を築く
第8章 “中高年集団”の大仕事

書誌情報

紙版

発売日

2002年04月18日

ISBN

9784062721301

判型

新書

価格

定価:968円(本体880円)

通巻番号

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介