
最新現場報告 子育ての発達心理学―育つ育てられる親と子
サイシンゲンバホウコクコソダテノハッタツシンリガクソダツソダテラレルオヤトコ
- 著: 清野 博子

「心」と出会うのは4歳!5歳で人格が固まる子も!!
発達心理学の研究分野では、とてもおもしろい、わくわくするような新事実が明らかになっている。
幼児はどのように自分の生まれた世界を認識していくのか!?
●「抱っこ」が語る大きな意味
●人は関係の中に生まれてくる
●内面に生まれる新しい発達の力
●有能感と基本的自信
●遊びは心のくすり箱
●心の理論――4歳が転機に
●5歳で人格が固まる子も!
●発達心理学が見落としたもの
●親にとって、子どもとは何か
●あなたが子育ての主人公
近年、発達心理学の研究分野では、とてもおもしろい、わくわくするような新事実が明らかになっています。生まれたばかりの赤ちゃんが、お乳をぐいぐい飲まずにちょっと吸っては休み、また吸うことを繰り返して、母親から「よしよし」と揺すぶってもらうための空白の時間帯を用意しているなんて、ご存じでしたか?「バイバイ」「おつむてんてん」をして、「ああ、できた!」とおとなに喜んでもらう。ショウ・オフ(演じてみせる)の気分を味わうことが、子どもの自信につながり、ことばを誕生させていくのですね。自分の心の中にあるものと、人の心の中にあるものは違うのだとわかる。つまり、子どもが「心」に出会うのは4歳ごろだったのです。でも、こうした情報は、現在、子育て中の親や保育者に伝わっていません。それをぜひ、伝えたいと思いました。
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書誌情報
紙版
発売日
2002年05月20日
ISBN
9784062721332
判型
新書
価格
定価:968円(本体880円)
通巻番号
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社+α新書