スポーツ経済効果で元気になった街と国

スポーツ経済効果で元気になった街と国

スポーツケイザイコウカデゲンキニナッタマチトクニ

講談社+α新書

日本、W杯「ベスト8」で経済効果3兆3000億円!!

成長中のビジネスを傘下に、スポーツ産業は「乗数効果」が高い。
飲んで、騒いで、そして勝てば、日本経済の夜も明ける。
本邦初!スポーツと経済の楽しい関係論!

●公共事業を上回る経済効果
●スポーツを取り巻く膨大な産業
●巨人軍が優勝したときの経済効果
●スポーツで活気づく自治体
●スポーツの「植民地化」国際戦略
●プロ野球を大リーグのマイナーに
●大相撲は世界に売れるか
●世界の球団「勝ち組」「負け組」
●球団の移転と都市の盛衰
●イタリアに見るクラブと都市

世界最大のスポーツイベント、FIFAワールドカップ・サッカーの2002年開催は、建設、工業、商業、輸送、対個人サービスなどを中心とした産業部門の需要拡大を通じて、国内に大きな経済波及効果をもたらすことになる。日本代表が「ベスト8」に進出したケースを前提条件に調査し、産業関連表を用いて分析すると、建設投資額5711億円は、国内において1兆4407億円(建設投資額の2.52倍)の生産を誘発する。
一方、ワールドカップに関連した消費支出額は8478億円で、1兆8642億円(消費支出額の2.2倍)の生産を誘発すると見込まれる。
この建設投資及び消費支出の合計である1兆4189億円は、国内において2.33倍の3兆3049億円の生産を誘発するものと予測されるのである。


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書誌情報

紙版

発売日

2002年05月20日

ISBN

9784062721363

判型

新書

価格

定価:858円(本体780円)

通巻番号

ページ数

192ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介