
情のディベートの技術
ジョウノディベートノギジュツ
- 著: 松本 道弘

知を論破するための「情」的トレーニング法を明示!!
知には限界がある。日本人に大事なのは知と情のバランスだ。
迅速な意志決定を可能にし、商談、交渉、会議に強くなる。
騙されず、迷わず、人を動かし納得させるために!!
●脳を鍛えるディベート思考
●NOと言う、ディベート時代到来!
●無防備な「情」を知的に武装する
●「遊び」と「競争」のない教育
●ディベートが大学を救う
●日本人は、「知」では勝てない
●四つのインタービューを操る技術
●軍事法廷を六角ディベートで検証
●ディベートで詭弁を見抜く法
●最大の敵は、自己に内在する悪魔
ディベートは、こじつけや「ああ言えばこう言う」という詭弁、あるいは、日本でやる、言いっ放しの討論ではない。討論には判定がないから、いつまでもネチネチと不毛な議論が続く。面子に関わるからホットになったり破壊的になったり、じめじめとしている。それに対し、肯定と否定に分かれて第三者の判定が入るディベートは、かなりのゲーム感覚があり、カラッとしている。
しかし、不思議なことに日本の社会や大学では、今でもディベートは敬遠され、恐れられ、禁じ手とされている。日本人はディベートが必須学科である政治家を含め、ディベートだけを苦手とする民族なのだ。
一方、学校教育の場では、学童の知的・情的育成を促す意図で、ディベートが全国的な広がりを見せている。今こそ日本人にはディベートが必要なのだ。
- 前巻
- 次巻
目次
プロローグ 情のディベートが日本人を変える
第1章 なぜ今、情のディベートか~「情」は学校崩壊を救う
第2章 WHAT? ディベートは神と悪魔のダンス
第3章 情のディベート・架空のエピソード(1)
第4章 情のディベート・架空のエピソード(2)
エピローグ ディベーター・虎南徹の「情」の探究
書誌情報
紙版
発売日
2002年08月19日
ISBN
9784062721493
判型
新書
価格
定価:968円(本体880円)
通巻番号
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社+α新書
著者紹介
著: 松本 道弘