聴かずに死ねるか! JAZZこの一曲

聴かずに死ねるか! JAZZこの一曲

キカズニシネルカジャズコノイッキョク

講談社+α新書

JAZZには常に新しい発見がある!
これを聴けば極楽往生!!

常に進化しつづける寺島流聴き方!世にいう名盤や以前に絶賛した曲もランク外。いま聴いて面白い曲のみを推薦!ジャズを聴きつづける男の新・愛聴盤&本音解説!!

・けっこういいのだ日本人ジャズ
・謝罪の意味でマイルスを掲げた
・本年度第1位、背すじ寒クラス
・ローランド・ハナ、至福の30秒
・音でコルトレーンより上と宣言
・世にも不思議な1枚
・この1曲のためにレコード10枚
・このベースに世界中が震撼した
・シカゴの匂いのジャズを聴く
・アンサンブルの天国へ導きます

この歳になっても、若者のような気持ちでジャズを聴いている。
私の聴き方は尋常ではない。普通の人の10倍は聴いている。考えも好みも目まぐるしく変化して当然だ。変化なくしてジャズ鑑賞の進歩なし。
たとえば、ジョン・コルトレーンの『至上の愛』。コルトレーン・ファンの方には悪いが、いま聴くと笑ってしまう。1960年の空気のなかで聴けば、「崇高」にも映るだろう。しかし、いまでは当時の感動はない。そういうことも包み隠さず書いた。
さあ、みなさん。毎度毎度でもう言い飽きたが、ジャズはむずかしいものではない。私のすすめる曲を聴いてごらんなさい。ジャズのスタイルとか歴史より、なにより先に単純に曲のメロディーを聴いてみてほしい。クラシックやロックの曲を聴くように、である。


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書誌情報

紙版

発売日

2002年11月20日

ISBN

9784062721608

判型

新書

価格

定価:968円(本体880円)

通巻番号

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介