ラジオ歳時記 俳句は季語から

ラジオ歳時記 俳句は季語から

ラジオサイジキハイクハキゴカラ

講談社+α新書

NHK「ラジオ深夜便」放送中の明快上達法!!

月別に主な季語と例句、秀句を挙げて簡明に解説した。大きな字で読みやすく、美しい日本の感性豊かな言葉がわかる、俳句を作る人にも作らない人にも楽しめる一冊。

●季語はどうして決まるのか
●正月らしい季語、珍しい季語
●一茶、逆転の発想
●冬と春の間で紛らわしい言葉
●上五と下五のつなぎの言葉
●句またがりの名句
●季重なり
●指折り数えて句を作る
●数字の季語
●年2回の行事の季語

NHK「ラジオ深夜便」のアンカー宇田川清江さんから、「番組のコーナーで俳句のお話をしていただけませんか。生放送で、台本なし……」との電話があった。宇田川さんとは、NHK国際放送の俳句番組でご一緒したことがある。喜んでお引き受けし、タイトルも「ラジオ歳時記」と、すぐに決まった。というわけで、平成11年から始まった私の放送も、今年で4年目に入った。本書は、その「ラジオ歳時記」をもとにして加筆したものである。

俳句は、たった17音でありながら、深い内容を盛り込むことができる。それは季語があるからといえる。私にとって俳句を作ることは、取りも直さず、「季語」と付き合うことである。季語を語ることは、俳句を語ることにもなる。


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目次

【1月】新年、子供に帰るとき
【2月】雪解けから春の兆し
【3月】暖かさと目覚めと
【4月】春、桜花を愛でる
【5月】目には青葉、男性的な季節
【6月】雨の季語と梅雨どきの句
【7月】亡き人を思い、詠む
【8月】終戦の日を迎える思い
【9月】名月を仰ぎ虫の声を聴く
【10月】皮膚感覚で大気を感じる
【11月】落葉に人生をたとえる
【12月】年の瀬の感傷

書誌情報

紙版

発売日

2002年12月19日

ISBN

9784062721677

判型

新書

価格

定価:858円(本体780円)

通巻番号

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介