北京大学超エリートたちの日本論

北京大学超エリートたちの日本論

ペキンダイガクチョウエリートタチノニホンロンショウゲキノレキシニンシキ

講談社+α新書

中国が一目置く専門家が明かす中国支配層の本音!!

「倭寇」「日本鬼子(鬼畜日本人)」を中国人は忘れていない。
熱しやすく、冷めにくい中国人の愛国心とは何か。
新しい時代を担うエリートたちの衝撃の本音を公開!!

●歴史の傷跡は今も息づいている
●北京大学と天安門事件
●エリートたちの「歴史認識」
●中国人の愛国心と民族性
●日本軍による北京大学受難史
●反日感情を育てる教育システム
●北京大生は日本人をこうみている
●中国人の思考法を理解するカギ
●さらば、北京大学
●若い世代の新しい歴史認識

中国の大学生は超エリートである。その言動が社会に及ぼす影響力の大きさは、日本の比ではない。なかでも北京大学が、中国の近代史で大きな位置を占めているのは周知のとおりだ。とくに1989年の天安門事件にいたる民主化運動では際立っていた。
当時、北京に滞在していた私は、明治維新を思わせるような、中国の若者のすさまじいエネルギーに圧倒され、その情熱に驚嘆した。
1995年9月から私は、北京大学の教壇に立った。歯に衣着せぬ中国の若者の生の日本観――日本では到底知ることができない鋭い日本批判、反面、日本に寄せる親身な思いを伝えたいとの思いから筆を執った。
「歴史認識」――中国からことあるごとにもちだされるこの問題は、日本人にはまことに解りにくく、頭が痛い。


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書誌情報

紙版

発売日

2003年01月20日

ISBN

9784062721769

判型

新書

価格

定価:968円(本体880円)

通巻番号

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介