平成名騎手名勝負

平成名騎手名勝負

ヘイセイメイキシュメイショウブ

講談社+α新書

騎手は一瞬の判断に賭ける。
騎手自らが語るレース秘話!!

競馬は計算できないから面白い。
最高の大舞台G1レースで、武豊、岡部、四位、藤田らはどう戦ったのか。
関係者が著者だけに語った名勝負の真実!!

●平成競馬のキーワードとは
●なぜ、関西勢が強くなったのか
●不屈のファイティングスピリット
●最初から敵(かな)わないなんて思わない
●「ぼくの馬のほうがずっといい」
●抜け出すチャンスは必ずある
●最後の最後まで気を抜くな
●幸運に後押しされた!
●勝てなくても悲観しない
●名馬は騎手を育てる

名騎手、名勝負といっても、なにをもってそういうのか、実際に測定する客観的な基準はない。またこういうものは、ある熟成の時間を経過したあとに、いわず語らずにファンの間に定まるものだろう。その意味でいえば、まだ熟成前というおそれもないではない。
ここに書いた8つの名勝負は、クラシックレース、G1レースの中から、わたし個人がレースの(前後も)内容を見て、自身の琴線に触れた勝負と騎手を選んだ。しかし、これらは誰が見てもそれなりの輝きがあるレースだと、わたし自身は自負している。
平成年間の中央競馬の最大の特色は、関西の強さである。なぜかはまだ明確には解答は出せない。が、筆者はひそかに思っていることがある。関西の強さは、坂路(はんろ)などの物理的なものよりも、厩舎人の個性的な上昇志向である、と。


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書誌情報

紙版

発売日

2003年02月20日

ISBN

9784062721806

判型

新書

価格

定価:968円(本体880円)

通巻番号

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介