
異文化間コミュニケーションの技術―日米欧の言語表現
イブンカカンコミュニケーションノギジュツニチベイオウノゲンゴヒョウゲン
- 著: 鈴木 寛治

「next」は「今度」か、「次」なのか?表現技術の差はここにある!!
「本音と建て前」の日本語と「本音」文化の英語。
心と表現のギャップ、英語同士でも誤解や混乱を招く表現を具体例で紹介。
日米欧の表現の相違を知れば真の意思疎通が図れる!
近年、異文化理解のためのコミュニケーション研究が盛んである。しかし、多くは日英比較文化論や日米比較文化論でしかない。これでは異文化の文字が泣く。いまやアメリカとEU、そして日本の時代である。単一の国との比較文化論を論じているときではない。特にヨーロッパにおいては、EU主要国であるドイツ・フランスを論じることなしに文化を理解するのは不可能だ。ヨーロッパ文化を理解して初めて日本の活路が開かれる。
本書では、異文化間コミュニケーションの根本である言語表現を、わかりやすく例をあげて分析し、正確に把握する方法を説いた。日本語表現と比較しながら、英語を中心とした各種のヨーロッパ言語表現の神髄を理解し、彼らの考え方を探ろうというものである。個人が情報を正しく分析できて初めて、真のコミュニケーションが図れる。
<異文化間コミュニケーションの技術 日米欧の言語表現>
●欧米人から見た難解な日本語表現
●進化する日本語
●英語同士なのに意味が通じない
●英語だけでは英字新聞は読めない
●コミュニケーションを円滑にする
●心と表現のギャップ
●英語は本音、日本語は建て前
●褒(ほ)める文化、謙遜する文化
●「ASAP」は何のこと?
●ちょっと俗な言い回し
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書誌情報
紙版
発売日
2003年06月21日
ISBN
9784062722001
判型
新書
価格
定価:858円(本体780円)
通巻番号
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社+α新書